症状から探す

発熱は様々な病気の症状として現れます。ほとんどの場合は風邪などの症状として発熱しますが、膠原病や悪性腫瘍（がん）といった病気の症状として現れる場合もあるため注意が必要です。当院では風邪や発熱症状のある患者様の診察を行っておりますのでお気軽にご相談ください。

※当院では発熱や咳、咽頭痛など風邪症状のある患者様は、発熱外来診察となります。

腹痛は日常生活でよく見られる症状の一つです。お腹には食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓など消化器領域だけでも非常に多くの臓器が存在しています。お腹のどの部分に痛みが現れるかによって原因となる病気や臓器を推定するポイントとなります。誰しも一度は経験のある腹痛ですが、自然に治ってしまうようなものだけでなく、入院や緊急処置が必要となるような腹痛もあります。また、心臓や腎臓、脾臓、前立腺、子宮、卵巣など他の様々な臓器の病気が腹痛の原因となることもあり、注意が必要です。

便中の水分が増え、柔らかくなった状態を「軟便」、液状となった状態を「下痢便」と言います。食事・薬剤・炎症・腸内細菌・ホルモンなど様々な要因で腸のはたらきが異常となったときに下痢は起こります。通常は数日の経過で徐々に改善しますが、症状が長引く場合には腸や他の臓器に病気が隠れていることもあるため注意が必要です。

便秘とは「便を十分かつ快適に出すことができない状態」です。日常生活に問題がなければそのままにしてしまいがちですが、便秘の方は脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクが高く、寿命にも影響するといった報告もあり、便秘を改善することは健康を維持する上で大切です。また、便秘には大腸の機能の異常で起こる機能性便秘と、何らかの疾患が原因で起こる続発性便秘があります。ただの便秘だと思っても病気が潜んでいる場合もあり注意が必要です。

吐き気や嘔吐症状は、何らかの原因によって脳の嘔吐中枢が刺激されることで起きます。一般的に食べ過ぎたときやお酒の飲み過ぎ、胃腸炎などで起こることが多いですが、他にも様々な要因で症状が現れることがあります。胃腸の不調だけが原因になるとは限らず、時として思いがけない病気が見つかることもあり注意が必要です。

食欲不振とは食べ物を食べたいという気持ちが低下したり無くなったりすることです。本来食事を摂らない時間が続くと脳が刺激され、空腹感を感じるようになっていますが、疲労やストレス、さまざまな病気が原因で食欲が感じにくくなることがあります。食欲不振が続くと低栄養状態になり、心身ともに大きな影響を受けてしまいます。

肛門から血液が出ることを総称して下血と呼び、胃や腸など消化管から出血した場合にみられます。肛門に近い大腸や小腸から出血した時には赤い血便が出ますが、食道や胃・十二指腸からの出血の際には黒い便(タール便)がみられます。出血量が多かったり、少量でも持続する場合には貧血やそれに伴う息切れ、めまい、ふらつきなどの症状がみられることもあります。一度に多量に出血した場合は血圧低下などショック症状を起こし、生命に関わることもあります。